
成城の静かな住宅街に根付く「成城7丁目かおり歯科クリニック」では、予防を重視した歯科医療をご提供しています。
一見きれいで健康そうに見えるお口の中にも、約500種類・数億個もの細菌が暮らしていると言われています。問診や視診だけでは、これらの目に見えない細菌の働きや数を把握することはできません。
そこで、「だ液検査」を活用して、むし歯や歯周病にかかりやすいかどうかを明らかにします。だ液検査は、患者さん自身のむし歯や歯周病のなりやすさを確認し、生活習慣を見直すための大切なツールです。
お口の中の“むし歯菌”を知ることが予防への第一歩
お口の中の細菌は、大きく以下のように分類できます。
・むし歯菌
・歯周病菌
・その他の常在菌
なかでも、むし歯の発生・進行において重要な2種類の菌があります。
◾️ミュータンス菌(きっかけの菌)
この菌は生まれた時にはお口の中に存在せず、1歳半〜3歳ころに親から子へだ液を介して感染する可能性があると言われています。
糖分をもとに増殖し、歯の表面にネバネバした膜(プラーク)を作ります。プラークがむし歯の温床になるため、この菌の活動を抑えることが大切です。
◾️ラクトバチラス菌(進行させる菌)
この菌は、間食が多かったり、詰め物・被せ物が適合していなかったりする方に多く見られます。
歯の表面ではなく、むし歯の内部や詰め物のすき間などに潜み、強い酸を出してむし歯を進行させます。
つまり、間食を控える、詰め物の適合を見直す、などの対策がこの菌のコントロールに繋がります。
“削って詰める”治療ではなく、“原因をコントロールする”予防へ
むし歯になった歯を削って詰めることは、言わば“修理”です。しかし、私ども成城7丁目かおり歯科クリニックが目指すのは、「なぜむし歯になったのか」その原因にアプローチし、歯を守っていくケアです。
だ液検査を行うことで、個々のお口の中の環境(菌の数・だ液の性質・詰め物の適合性など)を把握し、あなた専用の予防プランを歯科医師・歯科衛生士と一緒に考えていきます。
◾️だ液検査で分かる主なポイント
・むし歯の原因となる ミュータンス菌の数
・むし歯を進行させる ラクトバチラス菌の数
・詰め物・被せ物の 適合性に関するリスク
・唾液の 分泌速度・量・緩衝能(中和力)
◾️だ液検査がおすすめの方
・歯ブラシをしているのに むし歯を繰り返す方
・矯正治療中で装置が装着されている方
・将来も 自分の歯で食事を楽しみたいとお考えの方
・根本からむし歯を防ぎたい方
・自分専用の オーラルケアプランを立てたい方
当院で使用しているだ液検査キット:“デントカルト”
成城7丁目かおり歯科クリニックでは、北欧の大学・公的機関でも採用されている信頼性の高い検査方式「デントカルト」を導入しています。
簡易検査キットとは異なり、あらゆる年代の方のお口の環境を詳細に分析できます。検査後には、患者さまご自身にもだ液サンプルを確認していただき、治療前から“自分の口の中の状態を知る”という体験をご提供します。
未来の“噛める力”を守るために
だ液検査は、むし歯や歯周病の「なりやすさ」を知り、生活習慣を見直すための第一歩です。
健康そうに見えても、だ液の質や菌のバランスに問題があるケースは少なくありません。
「なぜ自分はむし歯になるのか?」をデータで知ることで、成城7丁目かおり歯科クリニックは皆さまの一生を支える口腔の健康を守るパートナーとして、サポートいたします。
>>だ液検査の詳細について